2011年からアンフォラを使ったワインも造るなど、とても挑戦的な生産者職人

大人気のキュヴェ「エデル」。現当主ステファンは80年代に父から継いだ畑をビオディナミに転換し、クラシカルな醸造法を採用していました。しかし、クリスチャン・ビネールとの出会いをきっかけに、自然な栽培とナチュラルな味わいに感銘を受け、2004年からビオディナミを導入。そして2009年には、酸化防止剤を使わないナチュールのキュヴェに初挑戦しました。 このワインは、土地のエネルギーとステファンの情熱が詰まった一品です。果実味が豊かで、柔らかい酸が特徴。自然派ワインファンにぜひ試してほしい逸品です。

クヴェヴリで仕上げたキュヴェ「ピノトリ」 所有するブドウ畑は14haで、2004年からビオディナミ栽培を実施し、エコセールの認証を受けています。活きた豊かな土壌を守るため、重いトラクターを使わず、畑を耕したり堆肥を利用しています。また、周囲の環境の多様性を保つために自然環境の保護や森林の植樹も行っています。化学物質は一切使用せず、除草剤や化学肥料を排除し、有機物質やビオディナミ調合剤を活用しています。 2010年にはジャン＝マルク・ブリニョのブドウを使って亜硫酸無添加のワインを造り始め、2011年にはアンフォラを使用したワインも手掛けるなど、挑戦的な生産者として知られています。この「ピノトリ」は、土壌の個性を引き出した深い味わいが魅力で、ワイン愛好家にぜひ楽しんでいただきたい一品です。