ドメーヌ・ポンコツ
自分が今やれることは、自分が育てたブドウで表現できることを表現するだけ
松岡氏は場所よりも⼀緒に仕事をする人が大切だと思っている。ワインとブドウは人が造るものであり(ワインに人柄が表れるということではなく)、造り手側として、魅力的な仲間の近くで仕事をしたかった。その中でやれることを探すということが、自分の生き方なのだと語ってくれた。
発酵中のジャロピー
農法
草⽣栽培、無施肥、有機合成化学農薬不使⽤、殺⾍剤不使⽤。⾃分に対して負荷のかからないやり⽅。しかもテロワール(がもしあるなら)をできるだけ忠実に表すことができると思うやり⽅でもある。
ペイザナ農事組合法⼈
ドメーヌ・ポンコツのワインは、ペイザナ農事組合法⼈ 中原ワイナリーにて醸造される。ペイザナ農事組合法⼈(以下ペイザナ)は、⼭梨市,甲州市,笛吹市,甲府市,北杜市を拠点に活動。農業⼈⼝の減少、若者の農業離れが進む中、「⽇本の農業の将来を⾒据え、農地を継承・活⽤し、農業従事者の雇⽤・育成を⽬的として」⼩⼭⽥⽒と四恩醸造の⼩林⽒が理事となり 2011 年に設⽴された。
更に、⾃社の⾼品質葡萄を原料に、より付加価値の⾼いワインの⽣産をペイザナとして実現するため、勝沼町中原に共同醸造所(中原ワイナリー)が 2014 年に設⽴された
葡萄とテロワール
今⾃分がテロワールを語ることは、(やはり)10 年早いと考えている。つまり、乱暴な⾔い⽅だが、今はただ造っているだけに過ぎない。⾃分の栽培で、⾃分の品種で、⾃分がブドウを育てる⼟地で何が産まれてくるか。⾃分が死ぬまでに分かるかも保証できないが、⾃分が今やれることは、⾃分が育てたブドウで表現できることを表現するだけである。⾃分たちの代でできるとも考えていない。まだまだ始まったばかりなのだと思っている。
醸造
⾃家農園葡萄を原料にし、培養酵⺟や酵素、発酵助剤等の使⽤を⼀切⾏わず、葡萄に付着した⾃然酵⺟により発酵を⾏う。また、製品の品質保全のために不可⽋とされる亜硫酸は必要最低限の使⽤とし、極めて天候が不良な年を除きアルコール分上昇を意図した糖分の添加を⾏わない。スパークリングワインにおいても、酵⺟の添加は⾏っていない。
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