ワインのセンスは父譲り、味覚の鋭さは母譲り！ボジョレー無双 DNA を引き継ぐサラブレット！

ブルイィの収穫 現オーナーのアレックス・フォワヤールは、幼少期から父ジャンの仕事やワインに親しみ、ヴィニョロンになることを早くから決めていました。2012年、高校卒業と同時にボーヌのワイン学校（BTS）に入学し、醸造や栽培を学びながらプリューレ・ロックのドメーヌで研修を重ねます。2014年、卒業後には英語を学びながらワイン作りを体験したいとオーストラリアへ渡り、ワイナリーやレストランで1年間働きました。 2015年に帰国し、父ジャンのドメーヌで収穫を手伝った後、日本でのワイン作りも体験しに旅立ちました。2016年、日本から戻り、22歳で正式にジャンのドメーヌの従業員として迎え入れられたアレックスは、自分のドメーヌを持つ決意を固めます。その夏、父と共にボジョレーの畑を巡り、収穫直前の8月にブルイィとコート・ド・ブルイィでそれぞれ1haずつの畑を購入。2016年のファースト・ヴィンテージを皮切りに、2017年には自らのドメーヌを正式に立ち上げました。 アレックスは、伝統を大切にしつつも独自のスタイルを追求しています。 手作業を重んじた収穫と醸造にこだわり、自然な風味を引き出します。 その結果、ブルイィのテロワールを存分に表現するワインが生まれています。

アレックスによるヌーヴォーのデレスタージュ アレックス・フォワヤールは、2haの畑をひとりで管理しながら、自らのドメーヌを切り盛りし、父ジャンのドメーヌでも従業員として働いています。彼のワインスタイルは「エレガントな果実味と深みのある味わい」で、父ジャンが生み出すワインをベースとしつつ、ぶどうの持つフィネスや洗練された旨味をさらに引き出すことを理想としています。 母アニエスから見た彼は、物静かで冷静沈着な性格でありながら、負けず嫌いな一面も持ち合わせています。その負けん気が、ワインに対する厳しい品質のこだわりと向上心につながっているのだとか。趣味はウォータースポーツと食べ歩きで、ウェイクボードはセミプロ並みの腕前。食べることに関しては食いしん坊で、さまざまな国の料理に興味を持っています。 日本滞在時には、蕎麦やしゃぶしゃぶ、すき焼きに出会ったことが大きな発見だったと語ります。 その経験が、彼のワイン作りにも新たなインスピレーションを与えました。 彼のワインは、エレガンスと個性が調和した特別な味わいを提供しています。

ブルイィの畑について 畑の詳細 土壌：ブルイィは花崗岩、コート・ド・ブルイィは花崗岩とシスト混じりの砂地 総面積：2ヘクタール 品種：ガメイ 樹齢：30〜60年 剪定方法：ゴブレ 生産量：40〜50 hL/ha 収穫方法：15名ほどの収穫者が手摘みでケースを使用し、畑で粒レベルの選果を行います ビオ認証：なし 醸造の詳細 醸造方法：マセラシオン・カルボニック 畑で選果後、ブドウを保冷室で10℃まで冷却し、そのまま房ごとセメントタンクへ入れます。 まずタンク底に「ピエ・ド・キューヴ」と呼ばれる先に熟したブドウを敷き、その上に冷却したブドウを重ねて発酵を促進。二酸化炭素を充満させた密閉タンクで約20日間マセラシオンを行い、数日おきにルモンタージュで発酵状況を管理します。 プレス：マセラシオン終了後、プヌマティックプレス機で3時間かけてプレスし、フリーランをアッサンブラージュ 熟成：その後、セメントタンクまたは古樽で5〜8ヶ月熟成。スーティラージュ後、さらに2ヶ月セメントタンクで安定させてから瓶詰めします。 酵母：自然酵母 マセラシオン期間：セメントタンクで約20日 発酵期間：セメントタンクで約1ヶ月 熟成方法：セメントタンクまたは228L樽 SO₂添加：瓶詰め前に20 mg/L フィルター：なし この丁寧なプロセスにより、ガメイの持つ豊かな果実味と滑らかなテクスチャーが引き出されています。 花崗岩土壌の影響で、ミネラル感も程よく備わっています。 風味のバランスと深みが絶妙なワインを楽しめます。