ラファエル・バルトゥッチ
「魅惑の味わい 職人技のロゼスパークリング」
やや甘口のビジュ・セルドン このワインは、標高450m、傾斜70度の畑で1980年と1990年に植えたプルサールに、南西および東向きのガメイが加わっています。2〜3年ごとに新たな荒地を購入し、1年目にぶどうの木を植え、2年目に杭とワイヤーを張る作業を行っています。朝露に濡れた粘土質の畑は、スニーカーで歩くとすぐに泥が3cmもつくほどです。うさぎからぶどうを守るため、電流が流れるワイヤーを設置しています。 メリニャの4人の生産者が共同で使用する瓶詰所では、前職の経験を生かしたバルトゥッチがメンテナンスを担当し、他の生産者からも信頼されています。この畑は南東から南西に向いた急斜面にあり、粘土質と石灰質が混ざる豊かな土壌が特徴です。創業以来ビオロジック農法を取り入れ、2004年にはエコセールの認証を取得しています。 「冷涼な気候のため、通気性を良くし、収穫量を抑えないと味がのらない」と淡々と語る彼は、まさに職人です。「自分の手で全ての作業をする」をモットーに、約2ヘクタールの小さな畑を丹念に育てています。 ぶどうは房ごと圧搾し、低温で澱下げを行います。自然酵母による発酵は12度以下で約1ヶ月かけて行い、約2/3までアルコールが進んだ段階で軽く澱下げし、瓶に入れて仮栓をします。シャンパーニュのようなドザージュは行わず、ぶどう本来の糖分のみで瓶内二次発酵を行います。約3ヶ月後、瓶内に炭酸ガスが発生し、発泡性を持ったワインが完成します。残るブドウ由来の糖分が、柔らかな泡立ちと爽やかな甘みを楽しませてくれます。 このワインの背後には、丁寧に育てられたぶどうと情熱が隠れています。ぜひ、ビジュ・セルドンの新しい味わいを体験してみてください。ワインの魅力をさらに深く理解するために、テイスティングイベントに参加するのも良いでしょう。自分好みのワインを見つける楽しみが広がります。
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3,760円(税込)
テイスティングコメントガメイ、プールサール。瓶内にはブドウ由来の糖分が一部残っており、爽快な甘みを楽しませてくれます。 セルドンの中でも優しさ旨味のクオリティーは別格です! -
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