苦難の歴史を乗り越えた実力派

スペイサイド・エルギン地区、ロングモーンの蒸留所に隣接する兄弟蒸留所として主にブレンデッド原酒供給を目的として1898年に創業。直後1899年、パディソン社の倒産に起因する業界の不況で60年間は操業停止状態にあったが、その間は製麦施設としてロングモーンに麦芽を供給していた。その後グレンリベット社と合併して蒸留を再開、南ア系の企業体の下でグレンドロナック・グレングラッサを傘下に収め、2016年にはアメリカ、ブラウンフォーマン社傘下へ。前述の経緯から現在もフロアモルティングを少量ながら継続しており、スペイサイドモルトとしては珍しいピーテッド品を市場にリリースしている。