眠りから覚めたスペイサイドのランドマーク

ゲール語で「森の谷」の意を持つペルノリカール社所有の蒸留所。1957年に製粉工場を前身として、対岸にあるストラスアイラの第二蒸留所として創設された。当初は製造されたスピリッツのほぼ全てがシーバスリーガル・パスポートといったペルノリカール社のブレンデッドを構成する原酒として供出されており、酒質の軽快さが要求されたことから一時期は3回蒸留を行っていた。その後長らくモスボール処理されたまま休業していたが、2013年にはリニューアルオープン、シングルモルトも一部市場に出回り始めている。ストレートヘッド型の初留・バルジ型の再留スチルそれぞれ3基を稼動させており、異例な長さのラインアームが特に有名。